「thescent(ザセント)」が提唱する<br>肌と環境に優しいガーメントケアとは?

「thescent(ザセント)」が提唱する
肌と環境に優しいガーメントケアとは?

皮膚に優しい衣類用洗剤や柔軟剤などを展開するライフスタイルブランド「thescent」。今年から本格始動した同ブランドは、地球環境と洋服、そして消費者の健康的で心地よい関係を提案している。“スキンケアを意識した衣類用洗剤”と聞いただけで十分画期的だが、さらに高い洗浄力があって排水しても安全というから驚きだ。そこには、“いいものを長く着る”ための大切なヒントが隠されている。ブランドマネージャーの茂田正和氏に、お話を伺った。

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「オーガニック素材も
普通の洗剤で洗ったら意味がなくなる」

——「thescent」は、今シーズンからスタートしましたが、どういう経緯で生まれたブランドなんでしょうか?

「我々はそもそも化粧品メーカーですので、thescentというブランドも、商品を通してユーザーの皮膚を健康な状態に保つというのが、まず大きなミッションです。最近は、例えば化学物質過敏症の方などが非常に増えているんですね。普段使う洗剤や柔軟剤というのは、実はその一つの原因にもなっています。そういう状況もあって、オーガニックコットンの洋服やタオルを好んで着る方は多いんですが、普通の洗剤で洗ってしまったら、結局オーガニックである意味がなくなってしまいます。ということは、肌がデリケートで安全なものを身に付けたいという人のために、ガーメントケア、ファブリックケアができる洗剤や柔軟剤が必要なのではないか? そういう思いが我々にはずっとありまして、商品化したということなんです」

——なるほど。最近は確かにオーガニックを意識した洗剤も増えてきたように感じますね。

「そうですね。オーガニックの衣類を専用に洗うための洗剤は、確かに増えてきています。でも、ずっと使っていると白い服が黄ばんでしまったり、洗い上がりがゴアゴアしてしまうということが結構多いんですよ。肌に対しては安全性が高いけれど、洗浄力に問題がある。ですのでthescentは、肌に安全でかつ洗い上がりも大事にしているんです」

——それは新しい提案ですね。今は皮膚にトラブルを抱えている方はどのぐらい増えているのでしょうか?

「例えばアトピー性皮膚炎でいえば、ここ30年ぐらいで患者さんの数は1.5倍ぐらいに増えてきています」

——そんなに増えているんですね。それはやはり化学物質などが原因なんでしょうか?

「それも確かに要因としてあるんですが、それに加えて紫外線量がここ30年で18%ぐらい増えてしまっているんですね。しかも日本の湿度も、ヒートアイランド現象などで徐々に落ちて、乾燥してきている。肌にダメージを与える要因は、環境的には多くなってきているのが現状です。さらに原因を辿っていくと、例えば連作で作る野菜の土がどんどん痩せてきているために、本来取れるはずの栄養価が、昔のように野菜から取れなくなってきているということもあるんです。それらの影響で、皮膚に栄養が行き届かないためにアトピーを発症することも考えられます」

——それだけ肌に悪い状況が重なっているということは、確かに肌に触れるものはケアしないといけないというのは頷けます。特にもう肌が弱っている人はマストですね。

「そうなんです。アトピーの初期症状みたいな状態でよくない化学物質に触れたり、摩擦を起こしたりすると、どんどん悪い連鎖を生んでしまうんですよ。やはり肌に触れるものは、昔よりも意識するべきだと思います。ですので、洗剤や柔軟剤もよく考えて選ぶべきなんです」

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「安全な成分でタンパクや脂質も
しっかり落とせます」

——それでthescentが生まれたんですね。こういった洗剤などを手掛けるのは、会社としては初めてのことですか?

「そうです。初めてだったので、難しさはいろいろとありました。ただ単に肌に優しいものを作るなら、それほど難しくはないんです。衣類をケアする高品質の石鹸で洗えばいいことですから。でもそれだけではなく、肌に優しくて黄ばみにくい、さらに襟袖汚れもしっかりと落とせる、という条件をクリアするのは大変でしたね。不思議なもので、汚れがよく落ちる洗剤は、得てして皮膚によくないことが多いんです。柔軟剤も、すごくふわふわで柔らかくなる成分は、皮膚によくないものが多い。そのバランスといいますか、一番いいポイントを見つける作業が本当に難しいんです」

——それは確かに難しそうですね。衣類を傷めずに洗える洗剤はたくさんありますが、皮膚を意識して作られたものはそれほどないのかもしれません。

「そうですね。洗ったものを着たときの皮膚にフォーカスしているものは、少ないと思います。洗剤は、白物用、柄物用、デニム用というように分けて展開しています。白い物を洗う洗剤が一番洗浄力が強くて、デニム用が一番弱いという感じです」

——細かく用途も分けているんですね。では、柔軟剤は、どんなところをポイントにしているんですか?

「最近の柔軟剤は、香り付けの役割が大きくなってきていますよね。シャンプーやボディシャンプー、化粧品も香りがあるのに、柔軟剤も香りが強いとなると過剰になってしまうと思うんです。肌に優しいのはもちろんですが、柔軟剤は、わずかに香る程度のものを提案しています」

——化学物質に関しては、いかがですか? やはり極力使っていないということなんでしょうか?

「そうですね。ただ、まったく化学物質を使っていないというわけではないです。化学物質はどんなものでも必ず人の皮膚に悪いわけではないですし、逆に植物由来なら必ずいいというわけでもないんです。人の皮膚に悪いものを避けて、いいものを配合するという選び方をしています。あと、洗剤に関しては、粉末というのが珍しいかもしれませんね」

——そうなんですね。粉末にするメリットは何かあるんですか?

「襟袖汚れの実態は、タンパクや脂質なんです。それは単なる洗浄成分ではなかなか落ちないので、酵素を使って分解する方法が好ましいんです。でも酵素は液体のなかで簡単に分解してしまうので、液体洗剤だとなかなか効力を発揮できない。だからといって、例えば酵素を無くして、液体洗剤で洗浄力もアップしようとすると、すごい強い化学成分をたくさん入れなければならなくなるんです。粉末ですと酵素を使って汚れを落とすというアプローチになるので、極力安全な成分でタンパクや脂質もしっかり落とせるんです」

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「環境に害を与えないことを
考えていく必要があると思います」

——そうなんですね。それは理想的な洗剤ですね。これからは、ガーメントケア以外にもラインナップは増えていくのでしょうか?

「ガーメントケア、ファブリックケアに加えて、食器洗い洗剤などを含むホームトイレタリーという分野も広げていければと思っています。肌に優しいハウスキープケアというか、そういうものもやっていけたらいいですね。あとは、ラインナップを広げる以前に意識しているのは、環境のケアです。当たり前ですが、どんな洗剤もすべて排水されるわけですから。本当は微生物が浄水場で汚染した水を分解して無害化してくれるんですけど、強い化学物質をたくさん使っていると微生物が分解できないんです。そうすると化学物質のまま残ってしまうことがあって、それが環境汚染の一つになるんです。ハウスキープケア製品に関しても、生分解性がある成分を使ったものを意識して作っていきたいと思っています」

——それは多くの共感を得られそうな取り組みですね。環境悪化の改善は、世界的なテーマですよね。

「実際に敏感肌が増えたのも、CO2が増えてオゾン層が破壊されたということと繋がっていますし、ヒートアイランド現象だって環境問題ですから。環境問題を無視して肌にいいもの作るというのは、すごくバカバカしい話だと思うんですね。物を作って消費すること自体、環境には負荷がかかるものですけど、やはりそのなかでできるだけ調和して、環境に害を与えないことを考えていく必要があると思っています」

——肌にいい洗剤を作っても、同時に環境を汚染していたら、結局、根本原因は解決できないということですね。

「そのとおりです。thescentは、ガーメントケアやハウスキープケア、そして環境というものを、すべて同時に考えていくブランドでありたいと思っています」

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衣類用洗剤は、用途に合わせた3種類。
すべて無香料の粉末洗剤。

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白物衣類用洗剤

500g ¥2700

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色物衣類用洗剤

500g ¥2700

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デニム用洗剤

500g ¥2700

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衣類用柔軟剤は、「第4級アンモニウムカチオン」などの
汚染物質を使用していない。

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500ml ¥2700

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汗や皮脂の分解、雑菌の繁殖を
抑える衣類用消臭剤。

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200ml ¥2200

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日東電化工業株式会社が手がける“衣類にもお肌にも安全なファブリックケア”を提唱するライフスタイルブランド。
化粧品原料をベースにしたラインナップは、デリケートスキンを傷つけないファブリックケアを目的としている。
天然由来の成分で、地球環境にも配慮し、使う人のライフスタイルと環境の健全な調和も目指している。2017年の春より、
洗剤や柔軟剤、消臭剤という商品構成で全国展開を開始。

https://thescent.jp/

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