オールジャパンメイドだから、ぼくらにピタリとハマるパンツ専業ブランド「バーンストーマー」の魅力

オールジャパンメイドだから、ぼくらにピタリとハマるパンツ専業ブランド「バーンストーマー」の魅力

デザインも、生地も、縫製も、全て日本での生産にこだわったパンツ専業ブランド「バーンストーマー」。SHIPS設立当時の1970年代に高い人気を誇ったトラウザーズ産業メーカーである。2014年に再復活して以来、本物志向の顧客を中心に着々と知名度を高めている。SHIPS MAGには3年ぶりの登場となるブランドディレクターの海老根紋郎氏を迎え、今季の推しアイテムを解説してもらった。

パンツ ¥19,000(+tax) / BARNSTORMER

パンツ ¥26,000(+tax) / BARNSTORMER

パンツ ¥19,800(+tax) / BARNSTORMER

パンツ ¥22,000(+tax) / BARNSTORMER

今季のラインナップの中でも、SHIPSがオススメする4つのタイプ。プリーツを入れて、腰回りのゆとりが増した定番のチノパンや、トレンド素材であるコーデュロイを用いたもの、紡毛のガシッとしたウールを用いたグレンチェックのパンツなど、豊富に展開。足を美しく見せるテーパードラインはそのままに、今季はパンツ1本で手軽に季節感を演出できる、暖かみある素材使いに注目したい。

日本の大人のお洒落を、ボトムスから支える

2000年代前半に一度は休止したブランドを立て直した原動力となったのは、紛れもなく、当時を知る職人がそのままブランドの再復活に手を貸してくれたことにある。「生地屋さんから、縫製を司る方まで、40年前とほとんど一緒。もちろん代表が変わっていたり、若返りを図っている工場もありますが、基本的には創業当時のメンバーが再び集まってくれたからこそ、このプライスで高いクオリティが保たれています」。人体に沿って切り取られた型紙を縫い合わせるだけでも相当な技術を必要とするが、加えてブランドの代名詞であるテーパードラインも美しく表現しなければならない。海老根氏の熱意の元に集結した職人たちは皆、プロ中のプロである。だが、クオリティを求めるのであれば、イタリアのパンツ専業ブランドという選択肢もある。では、「バーンストーマー」ならではの強みとはなんだろうか。

日本人の体型に合わせた
フィッティングを追求

ロープライスの味気ないパンツか、ハイブランドのデザインコンシャスなものか、もしくはイタリアの専業ブランドか。「まず、前者の2つですが、ガシガシ穿き倒すのであればロープライスのものでもいいかと思います。ですが、大人のお洒落心はやはり満たしてくれない。かといってハイブランドのものが大人のカジュアルスタイルにすんなりハマるとも言えない。プライスも手を出しにくいですし。そうなるとイタリアのパンツ専業ブランドというのも選択としてはもちろんアリですが、私は若干ラインが細いと感じています。股上も浅く、色気を演出する方向でデザインされています。彼らとは体の作りが違うぼくらには、ぼくらなりのシルエットが必要だと考えます。いつもそこを念頭に置いてデザインしています。デザインのベースにあるのはアメリカのリアルヴィンテージですが、日本人に合うシルエットというのは『バーンストーマー』ならではの強みですね。買ってすぐに穿いていただけるように、丈の長さにもこだわっています」

素材や細部へのこだわりが、ブランドの可能性を押し上げる

徐々に知名度も高まり、これからますます取り扱い店舗増えていくことだろう。「最初に作ったチノパンのチノクロスは、素材の開発から始めました。昔ながらのシャトル織機を使いましてね。穿きやすさはもちろんですが、素材やディテールにも徹底してこだわりたいんです。5O年代のアメリカンヴィンテージを今に蘇らせるといいますか。ミリタリーパンツのリップストップの生地には洗いをかけてクッタリとした表情を持たせていますし、今季の新作であるコーデュロイパンツにはワークパンツを意識して工具ポケットを設けています。そういった細かい部分まで見て、感じて楽しんでいただけると嬉しいですね。また、今後はコラボレーションなどにも力を入れていきます。バリエーションは増えますが、もちろんクオリティコントロールはしっかりと続けていくつもりです」