SHIPS MAG

search

フリーワードから記事を検索

SHIPS MAG

FASHION

いま着こなしたいファッション

ライフスタイルブランド『Cloveru』がSHIPS KIDSに登場! アーティストSho Watanabeが描く世界

ライフスタイルブランド『Cloveru』がSHIPS KIDSに登場! アーティストSho Watanabeが描く世界

NATURE・ART・MUSIC・STYLEをキーワードに、独自の世界観でアパレルやプロダクトを展開する『Cloveru(クローバル)』。その待望のキッズラインが、2016年からSHIPS KIDSでスタートしています。ブランドを手がけているのは、ドローイングを中心に活躍するアーティスト、Sho Watanabeさん。親子で身にまといたくなる魅力的なアートワークの数々は、果たしてどんな感性のもとで生まれているのでしょうか。たまプラーザにあるショップ兼アトリエ『The SHOW room』でお話を伺いました。

――サーファーやスケーターをはじめ、男女問わず根強いファンを持つ『Cloveru』。立ち上げから19年目ということですが、キッズラインはどんな経緯でスタートしたのですか。

子供服は昔からやってみたいと思っていて。以前『manatee』っていうキッズブランドをやっていたんですけど、僕の代表ブランドの『Cloveru』でも展開したいと思っていたところ、SHIPSさんとご縁があって実現できることになったんです。

――スウェットやトートバッグに続いて、2017年春夏はTシャツが登場するとのこと。

“Tree”Tシャツは、昔メンズで人気があったシリーズのキッズ版。当時買ってくれた人がクローゼットから引っ張り出してくれれば(笑)、お子さんとペアルックで着てもらえます。個人的なイチオシは“Rock Bunny”かな。

――独特なテイストのドローイングが魅力的ですが、キッズライン向けに描いたものもあるのですか?

基本的には、すでにある作品を使っています。僕が描いた素材を、「この絵なら子どもに人気が出そう」「色はこうしたほうがいい」…というようにSHIPSさんが調理してくださる感じです。普段、絵を描くときは、後々アパレルなどに展開できるようにペン画を残しておくんですよ。絵そのものは買うのに勇気がいるけど、Tシャツは“気軽に買えるキャンバス”のようなものですから、自分の絵が服に形を変えて広まっていくのは嬉しいですね。

――絵を描き始めたのはいつ頃からですか。

子どもの頃から絵は好きでしたね。風景画家だった祖父が、日展に連れていってくれたり、20歳になるまでスケッチブックとクーピーペンシルを送ってくれたりしていたんです。ただ、祖父は絵一本で食べていけたわけじゃなかったので、僕が絵で食べていけるようになれば祖父も喜んでくれるかな、という思いは漠然とありました。

――本格的にアーティスト活動を始めたのは?

高校時代からデザイン事務所に入り浸って絵を描いていて、高校卒業後にカリフォルニアへ行き来しました。すぐに画家としてやっていくのは難しいけど、自分の絵をTシャツにして売れば食べていけるんじゃないかと思って、向こうでは主にグラフィックを勉強してアパレルの仕事などを手がけていましたね。当時は活版印刷やアナログ製版が主流で、Macなんて大企業にしかなかった時代ですから、僕もアナログなペン画をメインに活動していました。

――現在のアクリルメインの画風にたどり着くまでには、どんな道のりがあったのでしょうか。

6年くらい前、友達のギャラリストがロサンゼルスで個展を開いたんです。若手アーティスト30人くらいの展示だったんですけど、あまりの絵のうまさに衝撃を受けて。基本的にひとり1作品という縛りがあったので、意気込みが半端じゃなかったというのもあると思いますが、とにかく圧倒されましたね。その頃、僕はちょうど“アメリカ”をテーマにした個展を控えていて、アメリカでのロードトリップで感じたことを絵にしようと考えていました。自分のイメージを表現するにはペン画じゃ弱い。いままではTシャツが主なキャンバスだったけど、個展で見た若手アーティストのように絵そのもので勝負してみたい。そんな思いから、画風が変化していきました。

代表作の『WHALE LOVE』をはじめ、Shoさんの作品にはメッセージ性を感じます。

どの作品も、ベースにあるテーマは“二面性”。光と影、明と暗、海と大地、男と女……常に相反するもので成り立っているこの世界を、僕なりの感覚で形にしています。『WHALE LOVE』は最初はあまり売れなかったんですよ。でも、僕自身はタトゥーにするくらい思い入れがある作品だったので、代表作と呼べるまでになって嬉しく思っています。最近はコラージュに凝っていて、50~70年代くらいのアメコミや新聞を切り抜いて作品の一部に使っています。色褪せている感じとか、当時のカルチャーを映し出しているところなんかが、絵に味わい深さをプラスしてくれます。

――いつもここで絵を描いているのですか?

はい、すべてここで生み出しています。ショップとオフィスとアトリエを兼ねているような感じです。前は中目黒を拠点にしていたんですが、もともとこのあたりに住んでいたので、なじみのある土地で腰を据えたいと思って戻ってきました。

――ここは以前はお寿司屋さんだったと聞きました。すごい変貌ぶりですね!

そうなんです。お寿司屋さんだったときを知っている人が中を覗くと、たいていびっくりしますね(笑)。でも、入り口の格子扉とかは雰囲気があったので、以前のままの形で残しています。

――今後はずっと日本で活動されるのでしょうか。

拠点はここにするつもりですが、近い将来、海外に行きたいと思っています。いまの自分が海外でどう評価されるか、絵という言語でどこまで通用するか、確かめてみたいです。ゴッホみたいに死んでから評価されるのは嫌なんです。いままでお世話になった人や仲間たちに恩返しもしたいですしね。

――勝負してみたい国や地域はありますか。

アメリカならニューヨーク、あとは前に行ったメキシコもリベンジしたい。ヨーロッパなんかもすごく興味があります。カルチャーと海があるところなら、どこでもチャレンジしてみたいですね。

Tシャツ(100~160cm) 各¥4,900(+tax)/Cloveru
ワッペンセット ¥2,700(+tax)/Cloveru

Sho Watanabe(渡部 将)

1974年7月15日生まれ、神奈川県出身。ペン1本だけで描くペン画、白黒をベースに広がる独自の世界観を表現する作品をはじめ、シルクスクリーンから油絵などのドローイングを主としたアート性の高い作品を数多く手がける。広告やプロダクト、WEB、空間プロデュース、執筆活動と幅広い分野でのクリエイティブ活動に定評があり、デジタルとアナログの融合が持ち味。チャリティやグロメッツサーファーへのサポート活動にも注力している。自身が手がける『Cloveru』は、19年目を迎えた根強いファンのいるアパレルブランド。

The SHOW room

〒225-0002
神奈川県横浜市青葉区美しが丘5-27-16 1F
045-777-8511

OPEN/10:00~19:00
CLOSE/日曜・月曜

www.cloveru.com

RECOMMEND STYLE

この記事を読んだあなたにオススメのスタイル

PAGE TOP