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いま着こなしたいファッション

日常を少し豊かにする帽子。 mature ha.

日常を少し豊かにする帽子。
mature ha.

「帽子をあたりまえにかぶる生活を知ってほしい、楽しんでほしい」。そんな想いから誕生したブランド「mature ha.(マチュアーハ)」。神戸を拠点に、シンプルなデザインでいて自由度が高く、被り心地や素材感にもこだわった帽子を生み出し続けるデザイナーの高田ご夫妻にお話をうかがいました。今シーズンはliflattie shipsでフェアーを展開するので、そちらもお楽しみに!

――まずはブランド立ち上げの経緯から聞かせてください。

仕事のパートナーでもある主人の方が学生の頃から帽子に興味があって、服飾専門学校に通いながら帽子作家さんのもとで帽子作りを学んでいました。それで学校を卒業してから帽子メーカーに勤めて、ずっと帽子の道を歩んできていました。私はもともと洋服が大好きなのと、実家が商売の家系ということもあり、いつかお店をやりたいという思いがずっとあって、2004年に主人と一緒に帽子店を始めました。そのお店がオープンした時にオリジナルブランドとして始めたのが「マチュアーハ」です。当初のブランド名は「マチュア」だったんですが、商標の問題で「マチュアーハ」になりました。「ha」は「hat」から取っています。「マチュアーハ」として活動し出したのが2011年ですね。

――ブランドの定番人気でもある「ボックスドハット」はブランドスタート時から展開されているんですか?

そうですね。その頃に「ボックスドハット」も生まれました。

――その「ボックスドハット」が生まれたきっかけは?

帽子店を運営していると、お客様から収納についての質問が結構あったんです。それにお店でも、限られたスペースに在庫を収納しなければいけないし、型崩れも気になる…。というような悩みがある中で、シャツが箱に入ってきれいに並んでいるのを見た時に、うちもこんな風に収納できたら、とヒントになったんです。お客様からの要望として常に言われるのが、「畳める、洗える、しまえる、持ち運べるもの」ということ。あとは私個人が中折れとかの気取った帽子が苦手で…。もっとラフに被れる形というものを模索していたのもありますね。「ボックスドハット」では、ラフさが欲しくてあえて型を崩すことに挑戦しました。

――そうだったんですね。ではブランドのコンセプトは?

帽子って被らない方もいらっしゃるじゃないですか。靴みたいに外出時に絶対に身に着けるものでもないですし。「どうしたら帽子をもっと身近に感じて気軽に使えってもらえるか」ということを常に考えながらやってきました。帽子がひとつの楽しみであったり、被ることでプラスになったり。例えば被ると防寒になったり、日よけができたり。ただ、日よけができれば何でもいいっていうわけではなくて、自分を良く見せてくれたり、身に着けていて心地が良かったり。装飾としての帽子というよりは、もっと実用的ではありながらも、被る人にとって何かしらプラスになるものでありたいですね。

――全アイテムがユニセックスの展開ですか?

キャペリンのような女性用特有の型などからデザインを発展したものがあったり、最近では別でメンズラインを数アイテム展開し始めたりしていますが、基本的にはユニセックスで楽しめるものがほとんどです。形で勝負したいということもあって、装飾のないシンプルにそぎ落としたデザインが多いので。色付けの部分はお客様の方で各々やっていただけたらという想いから、装飾に関しては他ブランドのデザイナーやアーティストとコラボレーションアイテムを製作しています。

――この春夏liflattie shipsで展開されるアイテムについて聞かせてください。

先程もお話に出たボックスドハットは、ただ折っているだけでなく、立体である帽子がきれいに畳めるように折り方を決めて折っているんです。ツバの長い101型と104型は「セーラーブリム」と言って、ツバが上に上がるタイプなんですけど、それを全部伸ばして被るのではなくて、ツバは上げたまま被っていただきたいです。リボンは手縫いで3ヶ所だけ留めてあって、お客様の方でお好きなリボンに付け替えができるように、取り外しやすくしてあります。通気性の良い素材なので軽くて涼しいですよ。ほかにもliflattie shipsではフェアを展開していただくので、色々な帽子をご覧いただけたらと思います。

――では、帽子を取り入れたファッションについて何かアドバイスをうかがえますか?

春夏は日よけのためにツバの長い帽子を選ばれる方が多いと思うんですが、ツバの短いものでも日よけはできるので、例えばワンピースなどの女性らしいスタイルにも、あえてツバの短いマニッシュなものを合わせてミックススタイルを楽しんでもらえたらいいなと思います。オーセンティックなパナマハットにもあるような白の帽体に黒リボンといったスタイルのものをキリリと効かせるのも素敵だと思います。

――最後に、帽子のお手入れ法についても教えてください。

おでこが直接触れる部分はファンデーションが付いたりと汚れやすいので、被る前にその部分に適度な長さにカットしたリボンなどを貼っていただいて、汚れたら付け替えるという方法があります。あとは夏は汗をかいて湿っているので、帽子を脱いだら内側を上にして、通気性の良いところで一晩置いていただくだけでも湿気を飛ばせるかと思います。応急処置としては、抗菌スプレーを吹きかけてドライヤーで乾かすという方法も。広げて湿気を飛ばして数日置くだけでだいぶ違いますよ。連日被らずに、休ませることも大事です。でもお気に入りだと毎日被っちゃいますよね(笑)。

――そうなんですよね。特に春夏は帽子を被る機会が増えそうなので、教えていただいた方法を実践してみようと思います。本日はありがとうございました。

BOXED HAT

ブランドのシグネチャーアイテムとも言えるボックスドハット。ツバの短いタイプはカジュアルな印象で、どんなスタイルにもマッチしそう。
ボックスドハット¥14,500(+tax)/mature ha.

BOXED HAT

こちらはツバの広いタイプのボックスドハット。ブラウンにグレーのリボンがシックな雰囲気。1点投入するだけで、ぐっと洗練された印象に。
ボックスドハット¥18,500(+tax)/mature ha.

RAFFIA HAT

涼しげなデザインが夏らしさあふれるラフィアハット。サイズが調整できるように巻かれた縄使いがナチュラルな雰囲気。
ラフィアハット¥14,600(+tax)/mature ha.

JUTE CAP

高さを出した丸みのあるフォルムが可愛らしいジュート素材のキャップ。どこかクラシカルな雰囲気もあり、カジュアルにもエレガントにもマッチしそう。
ジュートキャップ¥14,000(+tax)/mature ha.

JUTE HAT

トップがフラットなデザインのツバ広のジュートハットは、ドレープのある太めのリボンが女性らしい印象。色使いも爽やか。
ジュートハット¥12,000(+tax)/mature ha.

BERET

キャスケットのようなボリューム感のあるフォルムに、トップに小さなポンポンが付いたキュートなベレー帽。縁(被り口)はリブニット仕様に。
ベレー¥9,500(+tax)/mature ha.

LINEN KNIT CAP

ざっくり編まれたリネンのニットキャップ。シャリ感のある素材なので夏でも通気性がよく、蒸れにくいのが嬉しいポイント。
リネンニットキャップ¥7,500(+tax)/mature ha.

BUCKET HAT

シーズンレスでデイリーに使えるベーシックなバケットハット。気軽に洗濯ができ、コンパクトに折り畳んで持ち運びやすいのも◎。
ハット¥10,000(+tax)/mature ha.

RAFFIA HAT

ホワイトのラインとツバ裏に施したトリミングデザインがポイント。ベージュ×ホワイトの色合いがクリーンで上品。
ボックスドハット¥18,500(+tax)/mature ha.

RAFFIA HAT

ホワイトベースに淡いカーキのリボンがアクセントに。ボックスドハットならではのニュアンスのある形と相まってこなれ感たっぷり。
ボックスドハット¥18,500(+tax)/mature ha.

photo

高田雅之Masayuki Takata

学生時代より帽子に興味を持ち、帽子作りを学ぶ。卒業後、帽子メーカーに勤務。2004年、帽子の小売・卸事業「mature」を開業。同年にショップオリジナルブランドを立ち上げる。かぶり心地にこだわった日常を少し豊かにする帽子を追求し続けている。

高田ユキYuki Takata

アパレル販売、ものづくりに関わりながらデザインを独学で学ぶ。2004年、高田雅之と共に帽子セレクトショップ「mature」を開店。2010年、代表作の BOXED HAT を考案。帽子があるシーンを思い描く事を大事にしている。

mature ha.マチュアーハ

帽子をあたりまえにかぶる生活を知ってほしい、楽しんでほしいという想いから生まれたブランド。神戸を拠点に、かぶり心地や素材感にこだわった、日常を少し豊かにする「新しい帽子」を提案している。無駄な装飾を省いたシンプルなデザインは自由度が高く、形を変えたり、複数のかぶり方ができるのも特徴。2013年より、海外での販売も開始。現在、15カ国、約100店舗(国内を除く)で取扱中。
http://mature-hat.com/

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