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ハイエンドデザイン、高品質、適正価格。buddyデザイナー、飯塚徹哉の目線。

FANTASTIC MAN - POINT OF VIEW -

SHIPS JET BLUE

20年以上ジュエリー作りに携わってきた池口泰信氏。業界でも知る人ぞ知る氏が去年、満を持して立ち上げたブランドがfantstic man tokyoだ。クリエーションのルーツをインディアンジュエリーにおきながらも、そのアウトプットは先鋭的でモダン。まったく新しいアプローチで作り上げられる直感的で芸術的な作品が、今大きな注目を集めている。その想像力の源泉を探るべく、氏のアトリエへと向かった。

ベーシックやクラシック、スタンダードといったスタイルが一斉を風靡する昨今のファッションシーン。しかしそれが凡庸で退屈なスタイルになってしまっては意味がない。重要なのは、底に加えるひとさじの先鋭的なセンスだ。 そこで今注目を集めているのがジュエリーだ。中でもクラシックでトラディショナルな魅力のあるインディアンジュエリーは服のトレンドとリンクするので人気だが、その土臭さが必要以上に感じられることもある。「もう少しモダンなエッセンスがあれば…」。そこでSHIPS JET BLUEがピックアップしたのが、fantastic man tokyoの作品だ。

fantastic man tokyoを手がけるのは池口泰信氏。20年以上ジュエリー作りに携わってきた同氏だが、昨年さらにそのクリエーションを深化させるべく独立。自身のブランドを立ち上げた。

「それまでは純粋な意味で自分のクリエーションだけに没頭することができない環境だった。しかし長年ジュエリー作りに携わる中で、より純度の高い、自分にしか作れないものをひとつのまとまったコレクションとして表現したいと思ったんです。そこで友人たちの助けも得ながら、自分のブランドを立ち上げることになりました」。

何かにカテゴライズされるものではなく、より直感的に自分のイメージを形にしたい。それまで長年作り続けてきたインディアンジュエリーにベースをおきながらも、より独創性の高いもの作りを研究。その成果が今回紹介するコレクションだ。

「とにかく自分の中にわき上がるイメージを純粋に形にしているので、明確なコンセプトやテーマがあるわけではないのですが…自分がデザインをする上で大事にしているのは、強いていえば“線”。それらが積み重なることでデザインが生まれていく。自分の感覚を信じながら細部まで神経を尖らせてデザインをしています」。

浮かんできたデザインをデッサンするのではなく、作業台に向かって材料を使い、ダイレクトに形作っていくのが池口氏のスタイル。作品に宿る独創性は、そんなプロセスにも秘密がある。

新しいコレクションはシルバーが中心。ターコイズなどの石を使ったものはほとんどなく、仕上がりは総じてシャープでモダン。ラギッドにもストリートにもマッチするデザインだ。

「そこに特に理由はありません。テーマとかコンセプトにとらわれず、純粋に僕が作るものをエンドユーザーに評価してもらいたい。目に見えること、手に取って感じることがすべてだと思っています。今はよりシンプルな方向に意識が向いていますが、また石ものを作りたくなる時が来るかもしれません。あるいはもっとテイストの違うものが生まれるかもしれない。自分が培ってきた完成と培ってきた経験、そのときのムードなどでそれは変化していく。時代とシンクロしながら、正直にいいものを追求していくだけです」。

一筋ずつ手作業で彫ることで形作られるバングル。“線”の美しさを意識する池口氏ならではの美学が感じられる一品。

大きさや太さの違うものを“重ね付け”することでさらに完成度が上がるように計算されたバランスもポイントだ。



直線と交わる滑らかな曲線。こういった細かな部分にもののクオリティは宿る。太いバングルは重量がありインパクトが強いが、どんなスタイルにも馴染むから不思議。たとえばロゴパーカにチノパンといったストリートな着こなしにも絶妙なアクセントを添えてくれる。こちらも大小サイズの違うものを重ねてつけるとなおいい。

バングル(上) ¥130,000(+TAX)/fantastic man tokyo
バングル(下) ¥25,000(+TAX)/fantastic man tokyo
バングル(右) ¥48,000(+TAX)/fantastic man tokyo



重量感のある重めのバングル。とはいえ過度な武骨さはなく印象はあくまでモダン。その絶妙な落とし込み方がこのブランドの大きな魅力だ。モード、ストリート、ドレス、アメリカン…。スタイルを限定することなく、確かな存在感を発揮。ベーシックなスタイルもこれで一気に格が上がる。

バングル ¥140,000(+TAX)/fantastic man tokyo



“三角形”は現在のfantastic man tokyoのコレクションを象徴する重要なモチーフのひとつ。その昔から多角形のものにはパワーが宿るとされているが、その中でも同ブランドが選択したのがこのモチーフだ。線が細く、繊細で芸術性もあるデザイン。

バングル ¥95,000(+TAX)/fantastic man tokyo



インディアンジュエリーでは特に重要なモチーフとして知られている「ナジャ(かぼちゃの花を表すという説や、女性の子宮を象ったという説がある)」をfantastic man tokyo流にアレンジ。チェーンは長めに設定してあり、スタイルに合わせて調整することができる。重く単調になりがちな冬のVゾーンに好適。

ネックレス(左) ¥85,000(+TAX)/fantastic man tokyo
ネックレス(右) ¥85,000(+TAX)/fantastic man tokyo



クリスマスシーズンに向けた限定パッケージのピン、リング、バングル。どれも稲妻をモチーフにしたミニマルなデザインが特徴で、ピンとリングは円柱のガラスケースに、バングルの2個セットはシャーレに収納された、どこか“実験的”なパッケージが特徴だ。特別感溢れるアイテムは、プレゼントにもうってつけ。

バングル ¥27,000(+TAX)/fantastic man tokyo
ピン ¥18,000(+TAX)/fantastic man tokyo
リング ¥6,000(+TAX)/fantastic man tokyo

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