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FC東京の経験豊富なふたりが、若手選手のファッションを斬る!

FC東京の経験豊富なふたりが、若手選手のファッションを斬る!

SHIPS'S EYE

夏に向けて新しくなったFC東京の遠征ウェア。今シーズンは、選手に人気のポロシャツ+スラックスというスタイルは継続しつつ、光沢感のあるネイビーのポロシャツに千鳥格子柄のパンツというより大人な装いに進化。そこで今回は、FC東京のオシャレ番長として知られる塩田仁史選手と石川直宏選手のおふたりをお迎えして、新しい遠征ウェアについてお話を伺いました!

ーー今回、初めて新しい遠征ウェアに袖を通されたと思いますが、まずは率直な感想をお願いします。

塩田 一見すると昨年と似てますけれど、パンツが千鳥格子柄でちょっと大人な感じですね。ポロシャツも少し光沢感があって、全体的な雰囲気がパリっとしていてカッコいいです。

ーー今回で夏の遠征ウェアも3回目となりますが、昨年からは要望の多かったポロシャツになって、選手たちの評判はいかがでしたか?

石川 移動のときは機能性と動きやすさが大事なので、すごく快適でしたね。他の選手からもこれといった意見が出なかったので、それは良い反応だと思います。心地良いからこそ文句が出ないわけで。

ーー今回もいい意味で、意見が出ない感じですかね。

塩田 そうですね。大人な感じがして僕は昨年よりもさらに好きです。

石川 ポロシャツの着心地が滑らかで、風合いもいいですね。生地の織り方で変わると聞いて驚きました。

ーー当初、ポロシャツをフルボタンにする話もあったんですけれど、それだと似合う人と似合わない人が出てしまうんです。最大公約数を考えると、やはりプルオーバーがいいという話になって。

塩田 そうなんですね、フルボタンは良さそう。ちなみに、どういう人が似合わないんですか?

ーーフルボタンにするとシャツみたい感じになるので。裾を出して着たときに、ダラしなく見える人が出てきたり、シャツ感覚でパンツインしてしまう人がいると思うんですよ。

塩田 確かにそうですね。年齢層やタイプの幅を考えるとデザインは難しそうですね。

ーーそうなんです。他にも、このポロシャツに白いパンツを合わせたらオシャレだと思うんですが、絶対にすぐ汚れるじゃないですか。

石川 何か食べてすぐにこぼす人が多そうだよね。

塩田 三田(啓貴)とかヒロキ(河野広貴)とか、平山相太とかね。「ヤバイっす、やっちゃいました」とか言って。

石川 やっちゃいそうだね(笑)

ーーやはりそうですよね。ちなみに、夏はスポーティ、冬はもっとカッチリした感じと雰囲気が変わりますが、それは選手からしてどうですか。

石川 季節ごとに雰囲気が変わるのは、メリハリが出てありがたいですね。シーズン中は毎週土曜が試合で、ルーティン的な感覚になるので服装が変わるのはいいですね。

ーーなるほど、気分転換になるんですね。以前にも、おふたりにはこのページに登場して頂きましたが、あれからファッション的なトピックは何かありましたか?

塩田 F.C.TOKYO公認の雑誌『BR TOKYO』で、ファッションチェックのコーナーが始まったんですけれど。あれは本当にすいません、やっていて申し訳ない気分です。

石川 えっ、そうなの? でも、最近はこだわりを持って洋服を着る人が減ってきている気がするんだよね。

塩田 それはそうかも。若手選手を見ていても、『Safari』(雑誌)とかに載っている服を着とけばいいみたいな。だから、みんな似たり寄ったりで。

石川 昔よりもいろんな雑誌があるから勉強はできるけれど、その人らしさみたいなものが少なくなっている気がする。おしゃれな人は多いけれど、もっと自分のこだわりが欲しいんだよね。難しいことかもしれないけれど、自分の趣味や好きなことがわかるような。その点、塩田とかはファッションチェックしているだけあってさすがだなと。

塩田 いやいや。『BR TOKYO』の撮影のときにスラックスとルームシューズを合わせたら、相太(平山)にいじられて(笑)

石川 自分はかっこいいと思います。

ーーファッションに興味があるかないかの違いは大きいですよね。

石川 そうなんですよね。でも、洋服って、自分の好きなものを着ているときは気分がアップするじゃないですか。着心地という意味ではスウェットもいいだろうけれど、それで練習に来るのはモチベーション的に上がらないと思うんですよね。もちろん、人それぞれですけれど。

ーー以前も、「プロとして常にジャージ姿というのはNG」 と仰っていましたよね。

石川 ジャージでもかっこいい人はいますが、でもちょっと違う。

塩田 おしゃれなスウェットならいいけれど、寝間着みたいな服装で来て欲しくないよね。

石川 ロッカーがオープンなので、何気にみんな見てるんですよ。ファッションの話はそういう中で生まれていますね。

塩田 みんながもっと気を使い始めたら面白い。ジャンルもいろいろあるわけだし。

石川 生活にメリハリが出ると思う。でも、コースケ(太田)とかは、若いのに結構こだわりがあって。服が好きっぽいし。やっぱり、興味があるかないかなのかな。

塩田 洋服が好きかどうかは大事だよ。買わずに見ているだけでも楽しいし、道行く人のファッションを見ているのも好き。若い頃なんて、渋谷と原宿を何往復もしたりして。

石川 いまはネットで見て通販するから、そういうことしないよね。自分もよく歩いてた。

塩田 雑誌で見た商品が、実物としてお店にあることに感動したりね。でも、僕の場合はサイズが合わなかったりして、悔しかった思い出も多い。あと、背伸びしてジャケットを買って、店ではイケてたのに家で着たら似合ってないとかね(笑)。

石川 店の雰囲気と照明にダマされて(笑)

ーーありますよね。でも、おふたりともそういう経験があるからこそ、自分の似合うものがわかるようになって、自分らしさがが生まれたんだと思うんです。いつ頃から失敗しなくなったというか、自分がわかるようになりましたか?

塩田 わかるというよりも、方向性が変わってきたのは20代後半から30歳になってからですね。読む雑誌も変わりました。

石川 昔は『Boon』とか読んでたな。あと『Street Jack』とかね。

塩田 『Boon』見てたね。僕の高校時代は、1年のときウェスタン系の古着で、2年でキレイ目系で、3年でB・BOY系。すごい早さでトレンドが流れてて。

石川 でも、最近は安いものを数多く買うというよりは、高くても気に入ったものを長く着るようになっていますね。その中で、どうアレンジしようかと考えたり。

ーーそれこそ大人のおしゃれですよ。いま、FC東京でオシャレな後輩はいますか?

塩田 廣永(遼太郎)とか。

石川 自分のこだわりを持っているなっていうのは、シュウト(幸野)とか。結構特徴的なんですよ。流行りとかじゃなくて、自分のスタイルをもっていて。

塩田 昔だったらMilkBoyとかを好きそうな感じです。スタッズの靴とか履いてますから。

石川 サッカー選手の中では珍しいタイプだよね。ちょっとモードは入っているというか。あと、森重とかも気を使っているよね。最近は人に見られる機会も多いだろうし。

塩田 そう考えると、みんな年齢とともに気を使い始めているのかな。ヒデト(高橋秀人)とかもそうだし、ジャージで来なくなったよね。椋原健太とかも、昔はまったく私服に気を使わなかったタイプで。

石川 吉本(一謙)とかも、ちょっとずつ気を使い始めている。

塩田 でも、それはSHIPSさんのおかげでもあるんですよ。服を見に行くとか、そういうキッカケになっていますからね。お店に行けば優しく接客してくれますし。

ーー先輩たちを参考にすることも多いんじゃないですか。

塩田 それもあると思いますよ。僕の場合は、いまFC岐阜にいらっしゃるミヤさん(宮沢正史)でしたね。ミヤさんを見て、初めてペラフィネを知りましたから。金額にびっくりしました(笑)

石川 ペラフィネといえば、いまV・ファーレン長崎にいるユキさん(佐藤由紀彦)だな。着こなしもシンプルでかっこよかったんですよね。当時は、デニムにコンバースにウォレットチェーンにペラフィネみたいな。それだけでかっこいい感じ。

塩田 先輩とかの影響もあるでしょうが、SHIPSさんにサポートしてもらうことで、ファッション関係の方とも出会えますしね。

石川 サッカー選手って何気に人間関係が狭いんですよ。だからありがたい。

塩田 こうやってオシャレなものを着せてもらうことで、気持ちも変わってくるし。

石川 僕らからすると、これがあたり前じゃねぇんだぞって気もある。

塩田 苦労した時代があるから、すごくありがたいことなんですよ。クラブハウスにしても、練習場にしても、様々なサポートにしても、いまは環境が恵まれてきて。これまでいろいろと交渉してきましたからね。

ーー選手たちからの要望で、環境が整備されていくんですね。

塩田 選手会長を5年くらいやっていたので、みんなで意見を揃えてお願いしたり。

石川 一年でメンバーが変わるので、そのたびに揃えていかなきゃいけないしね。

塩田 それをいちいち若い選手に言うのもイヤなんですよ。でも、大事にして欲しい。

ーー年齢ごとに役割りが変わっていくと思いますが、そういうことに関して監督からの指示もありますか?

塩田 言われないですね。でも、年齢とともに立ち位置が変わってくるのは自分でわかります。そこには葛藤もあって、若い選手に示していかないといけないし、それを言葉で言うのかプレイで見せるのかは難しいところです。また、選手として結果を求めれますし、ピッチの外では道しるべになってやらないといけない。チームの状況が悪くなると、いろんな問題が必ず出てきますからね。

石川 いいときは何もしなくていいからね。

塩田 そうなんだよね。

ーーこの連載をやらせて頂いていて、他の選手から、かなりの確率でおふたりのお名前は出てきますよ。若手選手にとって、いい兄貴なんだろうなって感じがしていますが。

塩田 FC東京歴が長いですからね。それだけに、僕らがチーム最大の理解者でないといけない。

石川 1年目で、いきなりFC東京を好きになれっていうのは無理な話だと思うんです。選手としては、まずは結果ですから。でも、いち選手だけれど、チームあってこその選手なんです。だから、本来はチームのためにああしたい、こうしたいという気持ちにならないといけない。自分が良くなればチームも良くなって、チームが良くなれば自分も良くなるという感覚でいられるか。

塩田 そのベクトルを合わせるのが難しい。

ーーそれはどの組織でも同じですね。

石川 そうですよね。

塩田 昔よりは見守れるようにはなりました。これまで、たくさんの若手と喧嘩をしてきましたよ。

石川 それを僕がよしよしってする役(笑)。塩田が悪者になることが多くて。でも、僕も言うときは言いますよ、年に1~2回くらいですけど。

塩田 そのたまにが怖いんです。止まらない(笑)

石川 一番怖いタイプかもしれない。

ーーおふたりには、経験豊富な選手としてさらなる活躍を期待しています。

塩田 ありがとうございます。今年も絶対に何かしらのタイトルに絡んでいきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

石川 ありがとうございます。これからもいつもと変わらぬ熱いご声援をよろしくお願いします!

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